漢方薬によるじんましんの治療について、ご説明しましょう。じんましんの原因は、おもに内因性と外因性に分けられます。外因性は、植物にふれたり、虫にさされてじんましんの症状が出ることで、内因性には、アレルギー体質や精神的なストレスなどが考えられます。それによって、漢方による処方も違い、一口に漢方薬と言っても、実にさまざまな種類のものがあります。
薬局に行くと、風邪をひいたときには風邪薬を選んで、肩がこったときには肩に貼る湿布薬、目が疲れたら目薬を選んで購入します。これは、西洋医学的な発想です。漢方では、風邪の症状が出た場合に、その人の体質をよく調べて、その人に合った漢方薬を処方します。
肩がこったときには、肩こりの原因は血流のとどこおりや血の汚れ (お血=おけつ) が原因であるとされ、血流をよくして血液が浄化されるように、漢方薬を用いて体質改善をします。これが西洋医学と中国の漢方の医学の見解の相違で、治療法の根本的な違いです。
単にじんましんと言っても、慢性的なじんましんと急性のじんましんでは、処方する漢方薬も変わってきます。慢性的に症状が続くようであれば、その人の免疫力や自然治癒力が弱まっていることが考えられ、その人の体質に問題点がある可能性があります。
漢方薬では、ショウガがよく使われています。ショウガは、発汗作用を促す作用があります。昔から毒出しの薬として用いられてきました。普段、わたしたちの食生活には、香辛料として使うことが多く、中華料理の炒め物や魚のにおい消しに使っています。紅茶にしょうがを入れて飲む「しょうが紅茶」は、体内の毒素を排出するデトックス作用があり、じんましんやアトピーの体質改善にも最適です。
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